「イベントも支えあい」-日本アドバタイザーズ協会の林 博史氏が、2年連続でATSTokyo2025の総合司会に決定

支えあい 夜風に染みる 白Tよ
ExchangeWireがお届けするグローバルイベント「ATS Tokyo 2025」。日本のプログラマティック・マーケティング及び広告業界のトレンドと、日本と海外における将来的な市場動向を取り上げるAd Trading Summit(ATS)が、昨年に続き東京で開催される。
そしてこの度、昨年に続き2年連続で林博史(はやし ひろし)氏が、11月21日(金)に開催されるATS Tokyo 2025の総合司会を務めることに決定した。
日本アドバタイザーズ協会に所属し、広告主側だけでなく全てのステークホルダーに関与する立場で業界のエコシステムのあるべき姿について、日々問い続けている林氏。同協会主催のイベントにとどまらず、広告業界横断的に様々なメディアイベントの企画運営への協力を行いながら、啓蒙活動を行なっている。
その活動は、日中の公式活動にとどまらず、夜は中目黒を拠点に、日中の業務に影響のない範囲で日々池尻・渋谷・恵比寿を巡り、業界内外の様々な人たちとつながり、幅広い人脈を築き上げてきた。
重ねて言うが、人並外れた夜の活動は、あくまで日中の業務には影響のない範囲でだ。

ジャケットと白Tで、今夜もこれから。爽やかさいっぱいの林氏(写真左)。自ら進んで注文したハムカツのソースをこぼして汚さないか、少し心配だ。
そんな林氏が、業界について思うことを語り始めた。「自分達の利益だけを考えて動く人たちが増えている気がする。結果として、昨今の広告業界は良くない方向に向かっているのだと思う。そうではなく、もっと広い視点で、世の中に貢献する新しい市場を皆んなで創造していくような動きをすべきだ」。
そして続けて、「ATS Tokyoは昨今の業界の課題やトレンドについて、400人以上がたった一つのセッションに集中して考える場だ。ぜひこのイベントには広告主の方にたくさん来て欲しい。全員の意識が変わらないといけないと思うが、まずは広告費を出す側の意識が変わることが効果的だと思う。また、若い方にもたくさん来て欲しい。業界に対する色んな人の考え方を吸収し、同じ課題感を持つ人たちとネットワーキングをすることで自分の幅を広げられるからだ。そして何より自分の仕事を楽しんで欲しい。若い方にまず大事にして欲しいのは楽しく働くことだと思う。それが継続的な業界の発展につながると考えている。」と強調する。
また、「昨年のイベント登壇者がプレゼンで語っていたが、すべてのステークホルダーにとってあるべきビジネスを作ることが大事である、ということに尽きると思う。ATS Tokyoは、そのための仲間が集い課題を共有し、健全なエコシステムを作っていくための下地を作るのにふさわしい場でもある。」と、司会にかける意気込みを熱く語ってくれた。
ATS Tokyo2025の総合司会として会場全体の進行をリードする責任感からであろうか。今年も昨年と同様に前日の夜から東京ドームホテル入りし、調整の上本番にのぞむという。
ABOUT 野下 智之

ExchangeWire Japan 編集長
慶応義塾大学経済学部卒。
外資系消費財メーカーを経て、2006年に調査・コンサルティング会社シード・プランニングに入社。
国内外のインターネット広告業界をはじめとするデジタル領域の市場・サービスの調査研究を担当し、関連する調査レポートを多数企画・発刊。
2016年4月にデジタル領域を対象とする市場・サービス評価をおこなう調査会社 株式会社デジタルインファクトを設立。
2021年1月に、行政DXをテーマにしたWeb情報媒体「デジタル行政」の立ち上げをリード。